ご当地駅メロディー資料館-ご当地駅メロいろいろランキング

●使用期間が長いご当地駅メロ
1位 「荒城の月」
(JR豊肥本線・豊後竹田駅)
69年
2位 「浜辺の歌」
(秋田内陸縦貫鉄道・米内沢駅)
35年
3位 「故郷」「春の小川」「紅葉」
(JR飯山線・替佐駅)
33年
 使用期間最長にして、全国で最も古いご当地駅メロはJR豊肥本線・豊後竹田駅の「荒城の月」。音源の交換は何度かあるが、1951年の使用開始以来、曲は変わっていない。当初はレコードをかけていたが、摩耗が激しく12年で80枚以上も使ったという。
 2位は秋田内陸縦貫鉄道・米内沢駅の「浜辺の歌」。旧国鉄阿仁合線時代の1985年から続いており、2019年には3代目の音源に切り替わった。3位のJR飯山線・替佐駅「故郷」「春の小川」「紅葉」は1987年使用開始で、国鉄民営化後のJRグループでは初めてのご当地駅メロ。季節で曲を変えるという趣向も斬新だ。
 なおこれら以外にも、国鉄民営化前後の頃には駅独自にご当地ソング等をBGMとして流す取り組みが行われていた模様だ(仙台駅「青葉城恋唄」、盛岡駅「奥の細道」、長崎駅「長崎は今日も雨だった」など)。

●使用期間が短かったご当地駅メロ

1位 「幸せをフォーエバー」
(富士急行・大月駅、河口湖駅)
2日
「僕はペガサス 君はポラリス」
(富士急行・大月駅、河口湖駅)
「今夜だけきっと」
(JR高崎線・行田駅)
 同率1位が3曲。富士急行・大月駅と河口湖駅の「幸せをフォーエバー」「僕はペガサス 君はポラリス」の2曲は2013年と14年に沿線で開催されたイベントにあわせて2日だけ使われたもの。原曲そのままの放送であまり発車メロディー感はなかったが、運行本数から算出した放送回数の少なさとしてはこの2曲が同率トップ。
 JR高崎線・行田駅の「今夜だけきっと」は、現行の「夢伝説」と共に上下線別で採用されたが、翌日には後者に統一されてしまった。当初から地元の行田市は使用曲を「夢伝説」としか発表していなかったため、何らかの手違いで“ボツ曲”が流れてしまったものと思われる。

●使用駅数が多いご当地駅メロ
(2020年12月現在使用中の駅に限る)
1位 「虹と雪のバラード」
(札幌市営地下鉄各駅)
25駅
2位 「手のひらを太陽に」
(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線各駅)
19駅
3位 「銀河鉄道999」(JR横浜線・淵野辺駅
山陽新幹線各駅西武池袋線・大泉学園駅など)
13駅
 1位は2019年に登場したばかりの札幌市営地下鉄「雪と虹のバラード」。全3路線の半数以上の駅で使われておりトップに。2位には土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線全線で使われている「手のひらを太陽に」が入った。
 3位の「銀河鉄道999」はJR横浜線・淵野辺駅、西武池袋線・大泉学園駅、埼玉ニューシャトル・大宮駅、鉄道博物館駅、山陽新幹線・新神戸など8駅、北九州モノレール・小倉駅の計13駅で使用。異なる事例で全国的に使われている曲としては最多。鉄道を連想させるヒット曲ということもあり、様々な理由で選ばれやすいようだ。
 なお過去に使われていた駅も含めると、JR瀬戸大橋線や予讃線などの「瀬戸の花嫁」も21駅に上る(現在は10駅)。

●ご当地駅メロの使用駅数が多い路線
(2020年12月現在使用中の駅に限る)
1位 JR常磐線 23駅
2位 あいの風とやま鉄道 20駅
3位 JR大阪環状線 19駅
土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線
 全線でご当地駅メロを採用しているあいの風とやま鉄道、JR大阪環状線、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線がランクインするのは想定内だが、それらをおさえて1位になったのはJR常磐線。上野から仙台までの長距離路線(列車運行上)の沿線各地で採用されている。2020年には柏と我孫子の2駅が加わった。
 なお、初めて全社的にご当地駅メロを採用した京浜急行電鉄は、全路線合計では23駅だが、路線別にみると最多は本線の16駅となった。

●ご当地駅メロの使用曲数が多い駅
(これまでの通算。バージョン違いは含めない)
1位 阪神本線・甲子園駅 12曲
2位 JR京葉線・舞浜駅 8曲
東急東横線・渋谷駅
 毎年春と夏の高校野球開催期間中に限定メロディーを流す阪神本線・甲子園駅が通算12曲で1位。2020年は春夏とも大会が中止となったため変更はなかった。同率2位には通常のメロディーのほか、イベント開催にあわせて曲を変えているJR京葉線・舞浜駅と東急東横線・渋谷駅が入った。

●一日あたり流れる回数が少ないご当地駅メロ
(2020年12月現在のダイヤ。バージョン違いは含めない)
1位 「星めぐりの歌」
(JR釜石線・新花巻駅)
0〜1回/日
(年10回)
2位 「椰子の実」
(豊橋鉄道渥美線・三河田原駅)
2回/日
3位 「石岡囃子」
(JR常磐線・石岡駅)
3回/日
 1位のJR釜石線・新花巻駅「星めぐりの歌」は、臨時運行の快速「SL銀河」発着時のみ流れる。運行は例年、春から秋にかけての土・休日など年間50〜60日程度で、1日片道1本のみ。2020年は運休期間が多かったため年10回しか流れなかった計算だ。
 2位の豊橋鉄道渥美線・三河田原駅「椰子の実」が流れる3・4番線は、早朝の2本のみしか使わないため時間帯的にも耳にすることが困難。3位のJR常磐線・石岡駅「石岡囃子」は3番線でのみ使用。特急の待ち合わせをする普通列車しか発着しないため使用頻度が極めて少ない。
 なお過去分も集計すると、JR津軽海峡線・函館駅でイベントにあわせて使っていた「ドラえもんのうた」「ハグしちゃお」も1位と同等の使用頻度。2003年以降、流れていたのは臨時特急「ドラえもん海底列車」発車時のみで、運行は年50〜60日程度で1日1本のみだった。


●乗降人員が少ない駅で流れるご当地駅メロ
(2020年12月現在の最新データ)
1位 「手のひらを太陽に」
(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 ・ 穴内駅)
8人/日
2位 「手のひらを太陽に」
(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 ・ 下山駅)
16人/日
3位 「手のひらを太陽に」
(土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線 ・ よしかわ駅)
17人/日
 各地方の小さな駅が入ってくるかと思ったが、この路線に全部持っていかれてしまった。全線で「手のひらを太陽に」を使用している土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の駅が占めた。
 なお同線の駅を除くと、「うさぎとかめ」のわたらせ渓谷鐵道・花輪駅(71人/日)、「浜辺の歌」の秋田内陸縦貫鉄道・米内沢駅(135人/日)、「城の越から」のあいの風とやま鉄道・越中宮崎駅(166人/日)などとなった。


※2020年12月現在。当サイト独自調べ
※路線単位で採用されている例が多い「イメージメロディー」は対象外とした

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