宇和島バス松山線、城辺・宿毛線(宇和島〜宿毛) 情報更新日…2018年3月12日 ※記載の内容は基本的に筆者の乗車時点のものです。最新の運行状況等をお確かめください。 |
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●基本情報
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●5段階評価
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●運行ルート(概略) |
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●鉄道駅と接続する主な発着場所とアクセス
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●乗車の記録 ○2015年3月13日(金) 宇和島駅前行き(宿毛駅8:17→宇和島駅前10:08) 前日に高知から特急「あしずり」と普通列車を乗り継いで宿毛に宿泊し、朝一でこのバスに乗車した。この路線は高知県の宿毛と愛媛県の宇和島を結んでおり、かつては松山から宿毛までが一体的に運行されていた宇和島バスの本線格である。現在は松山〜宇和島(一部城辺)と宇和島〜宿毛の2つに運行系統が分離されているが、同社のサイトを見てみると、この区間が「一般路線バス」ではなく本線格の「松山線」と同等の扱いをされているところに他路線との格の違いを感じる。 宿毛市の中心部はひと駅隣の東宿毛が近く、宿毛駅周辺は区画整理だけはしっかりされているものの閑散としている。中心部にある宿毛営業所からやって来たバスに先客はおらず、私のほかに1人が乗車したのみであった。宿毛駅を出ると国道に出て北へ。次第に山の奥に入り、10分ほどで「県界」という分かりやすい停留所を通過。ここで愛媛県に入った。 峠を越え、宿毛から約30分すると愛南町の「城辺」に着く。同社の営業所もあり構内には「城辺駅」の看板が見える。かつて、国鉄と連絡運輸を取扱い自動車駅として営業していたころの名残だろう。夜行バスや町内各地への路線バスが発着し、現在でもこの町の「駅」として機能している。町内には展望タワーや景勝地もあるが、この路線のバス停から歩くのには遠く行きづらい。 街を抜けると、左側には豊後水道が広がり、遠くには九州の地も見える。この辺りは海岸線が複雑に入り組んでいるリアス式海岸である。宇和島市に入ると、浦知という小さな港町を通過。車窓には「真珠」の看板が見えた。この辺りは養殖が盛んらしい。 同市津島町にある「岩松営業所」では10人程度が乗車。宇和島市街に近づくにつれ、人の流れができてくる。新しそうなバイパス道路を横目に、バスは国道を北上。宇和島の市街地に入ると市立病院や高校を経由しながら宇和島バスセンターへ到着。ここまでにすべての客が降車してしまい、宇和島駅まで乗っていたのは私だけであった。 所要時間は1時間50分ほどだが、一般的な路線バス車両での運行なので快適性には欠ける。しかし宿毛側では、中村で高知からの特急と接続する普通列車が2時間に1本、宇和島側では松山からの特急が1時間に1本走り、鉄道側の環境はおおむね良好。鉄道と乗り継いで乗車するなら、JRで発売している「四万十・宇和海フリーきっぷ(片道タイプ)」がおすすめ。特急自由席への乗車と途中下車も可能で、松山〜宇和島〜宿毛〜高知のルートなら通常運賃の半額近くで乗車できてとてもお得。一方、宇和島で乗り換えられる松山への特急バスも捨てがたい。所要時間ではJR特急には劣るが、運賃は普通列車並の安さである。 |
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●補足 なし |
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●参考写真 |