芝山ふれあいバス(芝山千代田〜松尾) 情報更新日…2018年4月13日 ※記載の内容は基本的に筆者の乗車時点のものです。最新の運行状況等をお確かめください。 |
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●基本情報
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●5段階評価
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●運行ルート(概略) |
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●鉄道駅と接続する主な発着場所とアクセス
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●乗車の記録 ○2018年2月16日(金) 芝山千代田駅行き(松尾駅13:35→芝山千代田駅14:18) 「日本一短い鉄道」で知られる芝山鉄道の終点・芝山千代田駅と、その南の延長線上にあるJR総武本線の松尾駅との間を結ぶ路線。芝山町が運行するコミュニティバスであるため、途中は芝山町の市街地を経由するほか、小回りの利く小型車両の特性を生かして街道から逸れた細い道にも入っていく。 松尾駅からは6名が乗車。高齢者がほとんどである。発車時刻は13時35分であったが、時刻を過ぎてもなかなか発車しない。すると駅に13時36分着の銚子発の普通列車が入ってきた。バスの運転手はしきりにホームの様子を気にしており、どうもこの列車からの乗り換え客を待っているらしい。しばらくして高齢女性が駅舎から出てきて、バスに向かって歩いてきた。女性は特に何を言うわけでもなくバスに乗車。本来であれば待つべき必要はないが、この列車から接続を取るのは常態化しているのだろうか。田舎ならではの大らかさであるが、終点の芝山千代田駅での電車の待ち時間が40分近くあるのだから、ダイヤ修正して時間を10分くらい繰り下げた方がよっぽどわかりやすいとも思う。 松尾駅は5分遅れで発車。芝山町内に入ると「道の駅 風和里(ふわり)しばやま」や町役場を経由する。芝山町は古墳群から埴輪が出土したことで有名。「芝山仁王尊」近くには芝山古墳・はにわ博物館もある。この辺りからは幅の狭い道にも入っていき、小型車両の本領発揮といったところ。しかし裏を返せば一本道で行ける所を遠回りしているため、距離の割に時間がかかる。一番の寄り道は場外車券・馬券売場「サテライト成田」で、同じ道を往復して5分程度費やす。男性1名が下車していったので、ギャンブル好きの地元住民には重宝されているようだが……。 サテライト成田を過ぎると、沿道には物流倉庫や運送会社の建物がちらほら見えるようになり、成田空港に近づいていることもうかがえる。それでも周囲は森や林で囲まれており、ここに本当に国際空港があるのかと疑ってしまう風景だ。幅の広い道に出て、突然周囲が開けたと思えば終点の芝山千代田駅に到着した。 芝山千代田駅は成田空港の敷地に隣接しており、ホームからは間近に飛行機の姿を見ることができる。芝山町唯一の駅でもあるが、中心部からは離れた成田市境に位置する。この鉄道を町は中心部を経由して横芝方面へ延伸させたい考えだが、実現の見込みは立っていない。駅周辺は空港関連施設しかなくこれといったものは無かった。唯一、駅にチラシがおいてあった空港敷地内のオフィスビルにある食堂ぐらいだろうか。 芝山千代田駅からは14時57分発の京成成田行きの電車に乗車。芝山鉄道への乗車は初めてであったが、約40分も待ったのにわずか3分で東成田駅に到着し、芝山鉄道の旅は終わってしまった。 |
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●補足 この路線ルートに類似するものとして、芝山鉄道延伸連絡協議会運行の「空港シャトルバス」(空港第2旅客ターミナル〜横芝屋形海岸)がある。芝山千代田駅〜松尾IT保健福祉センター前(松尾駅から徒歩5分)は所要時間約30分で運賃300円、1日12往復運行。松尾駅から最寄バス停まで多少歩けば、当路線よりも条件がいい。銚子方面に抜ける場合は、JRバス多古本線(芝山千代田駅・千代田〜八日市場駅)も利用できる。 |
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●参考写真 |