駅間連絡バス・フェリーの旅

福島交通南相馬〜川俣・福島線ほか(福島〜原ノ町)
情報更新日…2020年9月18日
※記載の内容は基本的に筆者の乗車時点のものです。最新の運行状況等をお確かめください。
●基本情報
運行事業者 @福島交通
A東北アクセス
路線名 @南相馬〜川俣・福島線
A福島線
運行区間 @福島駅東口〜原町駅前
A福島駅西口〜原ノ町駅前(〜福島ロボットテストフィールド前)
所要時間 @約1時間50分
A1時間45分
運行本数・間隔 @A計12往復/日
運賃・料金
(大人片道)
1,100円
主な割引きっぷやサービス なし
主な車内サービス 無料Wi-Fi(@のみ)
予約の要否 不要
全国交通系ICカードの利用可否 不可
その他  
公式サイト @福島交通
A東北アクセス
●5段階評価
項目 5段階評価 コメント
所要時間 ★★★★☆ 鉄道空白地をショートカット
運行本数 ★★☆☆☆ 2社で運行が重複する時間帯があるのがマイナス
運賃・料金 ★★★★★ 上限設定があり格安
車内設備 ★★★★☆ 高速バス車両
他の交通機関との接続 ★★★★☆ 福島駅では新幹線と乗り換え可
●運行ルート(概略)
●鉄道駅と接続する主な発着場所とアクセス
主な発着場所 アクセス
福島駅東口 JR福島駅東口(福島交通のみ)
福島駅西口 JR福島駅西口(東北アクセスのみ)
原町駅前・原ノ町駅前 JR原ノ町駅から徒歩3分(特急停車)
●乗車の記録
○2020年9月4日(金) 福島駅東口行き(原町駅前12:30→福島駅東口14:22)
 福島県の東北本線沿線にあたる「中通り」と、常磐線沿線にあたる「浜通り」の地域を結ぶ鉄道路線は、郡山〜いわき間の磐越東線が唯一の存在。しかし両駅間を直通する列車は1日に数える程度の本数しかなく、お世辞にも使い勝手のいいものではない。そこでバス移動に目を付けたところ見つけたのが、この福島〜原ノ町間を結ぶ路線だ。

 この区間には福島交通と東北アクセスの2社がバスを運行しているが、共同運行ではなくそれぞれが別路線の扱い。前者は都市間輸送路線でありながら、川俣町〜南相馬市間でこまめに停留所を置く。後者は便によって飯館経由と相馬IC経由があり停留所は主要な箇所のみ。所要時間は2時間弱とやや長めだが、運賃はどちらも地元交通協議会の取り決めにより上限1,100円となっており、距離の割に格安で利用できるのが魅力だ。

 原ノ町の駅前は手狭なので、停留所は駅前の通りを少し歩いた焼鳥屋の前。ちなみに東北アクセスの停留所はさらに先の同社待合所前。焼鳥屋では東北アクセスの乗車券を売っているが、福島交通の便は車内で直接支払いとなる。12時30分、向かいの交流施設の陰から福島行きのバスがやってきた。高速バス仕様だが路線バスなので運賃は後払い。ここからの客は筆者だけ。

 市街地での乗車は無く、街を抜け山道へ入る。出発から30分で運賃が既に上限の1,100円になったところを見て、この路線の安さを実感した。13時08分、飯館村の道の駅「いいたて村までい館」に到着。相変わらず乗降もなく、昼食の後だったのでウトウトしてしまい、気づいた時には「医大病院」を通過。バイパスに出ると左下に新幹線の線路、道の先には福島市街が見えてきた。

 14時14分、定刻より8分早く終点の福島駅東口に到着。結局、乗客は終始筆者1人だけであった。日中とはいえ都市間バスなのでもっと乗車があると思っていたのに予想外だった。

●補足


●参考写真
なし


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