なごり雪
(JR日豊本線津久見駅 接近)
大分県津久見市にあるJR津久見駅では2009年10月24日から、列車の発着時にフォークグループ「かぐや姫」が歌った「なごり雪」が流れている。
津久見は作詞・作曲を手掛けたメンバーの伊勢正三氏(1951-)の出身地。曲中では東京の駅が舞台となっているが、伊勢氏によると津久見駅をモチーフにしたのだという。これを知った当時の駅長が「なごり雪の駅をアピールしたい」と駅メロ化を発案。しかし伊勢氏は当初、難色を示し了承を得るまで2年かかったという。音源はレコード音源を使う予定だったが、最終的には2週間前になって伊勢氏からオリジナルの音源にしたいと打診があり、伊勢夫妻がシンセサイザーで制作・演奏した音源が使われることとなった。現在では1975年にヒットした歌手・イルカのカバー版がよく知られているが、ここで流れるのは「かぐや姫」オリジナル版だ。
当初は特急列車の発着時に流れていた(駅社員の判断により普通列車でも流れる場合があった)。現在はキーが原曲と同じニ長調に変えられ、全列車で到着の数分前に流れる(9〜17時の間)。
(参考:藤澤志穂子「駅メロものがたり」(交通新聞社))
ホーム |
使用別 |
曲名 |
備考 |
使用期間 |
すべて |
発着 |
なごり雪[動] |
現在不使用
ハ長調(2002年のセルフカバー版のキー) |
2009〜14年頃 |
接近 |
なごり雪[動] |
ニ長調(1974年のオリジナルのキー)
9〜17時のみ |
2014年頃〜 |
|