ご当地駅メロディー資料館
JR徳山駅

徳山駅 動物がデザインされたエスカレーター
(左)新しくなった徳山駅。自由通路には「ぞうさんのさんぽみち」の愛称がついた
(右)市内には動物園もあることから、所々にゾウなど動物のイラストがデザインされている

まど・みちお作詞
(JR山陽本線・岩徳線徳山駅 到着)

 山口県周南市のJR徳山駅では、旧・徳山町出身の詩人、まど・みちお(1909-2014)が作詞した童謡「一年生になったら」「ぞうさん」が到着メロディーに使われている。2009年に生誕100周年記念事業を行った際、彼の作品を駅の放送で流せないかという案が出たことから、2014年9月6日の新駅舎開業にあわせて採用された。

 通常の入線メロディーが流れ、列車が停車しドアが開いた後に放送される珍しい形態で、乗車・降車両方の利用者に聞こえるようになっている。市は音源製作費として54万円を予算計上し、メロディーは周南市文化振興財団が制作した。なお、彼はこの年の2月に104歳で亡くなっている。

 3・4番のりばの「一年生になったら」は、子供の「小学校が楽しみな気持ち」を素直にあらわした、幼稚園や小学校では定番の曲。1番のりばの「ぞうさん」は、彼によれば、「鼻が長い」と悪口を言われた小象が「自分の大好きな母さんだって長いんだ」と誇りに持って答え、象が象として生かされていることを喜んでいる歌だといい、皆と何かが違うからといっていじめや差別をすることへの反対の意を暗に表しているという。なお一時期、1番のりばと3番のりばのメロディーが入れ替わっていた。

ホーム 曲名
1番のりば(山陽本線上り) ぞうさん[動]
3番のりば(主に岩徳線) 一年生になったら[動]
4番のりば(山陽本線下り)

使用期間\ホーム 1番のりば
(山陽本線上り)
3番のりば
(主に岩徳線)
4番のりば
(山陽本線下り)
2014年9月6日〜  ぞうさん 一年生になったら
2018年夏頃〜 一年生になったら ぞうさん 一年生になったら
2021年6月2日〜 ぞうさん 一年生になったら

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