ガンバ大阪
(JR東海道線吹田貨物ターミナル駅)〈参考〉
大阪府吹田市の「吹田貨物ターミナル」は、再開発事業により廃止された梅田貨物駅(大阪市)に代わって2013年3月16日に開業した。国鉄時代最大規模といわれた吹田操車場の広大な跡地の半分を整備したもので、新しい大阪の物流拠点となることが期待されているほか、残り半分では新しい街づくりも進んでいる。
この吹田貨物ターミナルでは、貨物列車発着時の警報音に、同市をホームタウンとするプロサッカーチーム・ガンバ大阪の公式応援ソング「奇蹟の絆」を流している。貨物駅では列車の発着や入換(構内での車両の移動)の際に作業員へ注意を促すための警報音があり、中には安治川口駅や百済貨物ターミナル(ともに大阪市)などでは、JR東京駅などで発車メロディーとして使われている楽曲を流しているところもある。吹田貨物ターミナルの場合、周りが住宅地のため開業前から反対の声が多かった。そこで、騒音低減の観点から静かなオルゴール調のメロディーを採用し、地域との共存もアピールしたかった背景もあるようだ。
メロディーは、貨物の積卸しを行うコンテナホームへの入線・発車中に流れる。一般客が乗り降りしない貨物駅での「ご当地」を意識したメロディーの使用は初めて。ターミナルの沿道や、隣接するJR岸辺駅のホームから聞くことができる。
ガンバ大阪は毎年リーグの優勝争いに名を連ねる強豪チームだったが、この前年シーズン終了には初のJ2降格となった。2015年完成を目指し新しいスタジアムの建設も始まっており、チームの再起が期待されている。
(参考:2013年12月29日放送、BSジャパン「鉄道貨物新時代〜Fのチカラ〜」)
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奇蹟の絆[動] |
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