ご当地駅メロディー資料館
JR島本駅

山崎蒸留所玄関 蒸留所内のウイスキー樽
サントリー山崎蒸溜所はJR山崎駅から徒歩10分。工場内見学も行っている

人間みな兄弟〜夜がくる
（JR京都線島本駅　入線）

　2008年3月15日に開業したJR京都線・島本駅（大阪府島本町）では、同町にサントリーのウイスキー工場「山崎蒸溜所」があることにちなんで、工場で誕生した「ザ・サントリーオールドウイスキー」のCMソング「人間みな兄弟（※注）」が入線メロディーに採用されている。「ウイスキーの町」としてPRしようと町がJR西日本に要望した。同社で新駅開業にあわせたご当地メロディーの採用は、2007年3月に開業したさくら夙川駅に続き2例目。

　この曲を手掛けたのは、CMソングやアニメソングの作曲から、「寺内貫太郎一家」などのテレビドラマで俳優としても幅広く活躍した小林亜星氏（1932-2021）。メロディーの制作は小林氏が代表を務めるアストロミュージック出版、アレンジは作編曲家・矢田部正氏。放送に係わる著作権料の支払いは、小林氏の計らいで免除されているという。

　なお蒸留所は島本町内にはあるものの、その場所は京都府大山崎町との府境そばである。そのため蒸留所へは一つ隣の山崎駅が近く、当駅が開業してもここが最寄駅というわけではない。

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※注…曲名は、JR西日本の発表では「人間みな兄弟〜夜がくる」となっているが、もともとの曲名は「人間みな兄弟」で、それに日本語の歌詞をつけたものが「夜がくる」。「人間みな兄弟〜夜がくる」はCMで使用されたさまざまなバージョンを集めたCDアルバムの名である。

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