ご当地駅メロディー資料館
JR山陽新幹線各駅

山陽新幹線の車両
山陽新幹線の車両

銀河鉄道999
(JR山陽新幹線各駅 発車)

 新大阪駅(大阪府)と博多駅(福岡県)を結ぶ山陽新幹線は、2015年に全線開業40周年を迎えた。これを記念してJR西日本では「山陽新幹線全線開業40周年キャンペーン」を開催。そのグランドフィナーレとして、期間最終日である2016年3月9日から新神戸、岡山、広島、小倉の各駅、翌10日から博多駅で、発車ベルをアニメ映画の主題歌「銀河鉄道999(スリー・ナイン)」のメロディーに変更した。

 これまで新幹線のりばでは、列車の入線を知らせる「入線警告音」と、発車を知らせる「発車予告音」に同じ音色のベル音を使用していた。そこでこの2つの音色を区別して、警告音をより分かりやすくしようとメロディーの採用を決めた。制作はJR西日本各路線のメロディーに携わるプレストーンが手掛けた。

 同曲は1979年に発売されたロックバンド「ゴダイゴ」のヒット曲で、人気アニメ映画「銀河鉄道999」の主題歌としても幅広い世代に知られている。鉄道にゆかりのあること、「旅立ちの時」や「力強い鉄道」「夢のある鉄道」「未来につながる鉄道」を想起する曲であることから選ばれた。また、原作者である漫画家・松本零士氏は沿線の福岡県北九州市(旧・小倉市)育ち。日にちも“3月9日=スリー・ナイン”にちなんでいる。

 2020年以降は、姫路や新山口などそのほかの駅にも順次拡大しており、山陽新幹線の発車を知らせる音楽として定着しつつある。例えば2022年に公開されたアニメ映画「すずめの戸締まり」では、主人公が新神戸駅から新幹線に乗車するシーンで実際の音が使われており、狙いどおり「旅立ちの時」を印象づける要素になっているといえる。

使用駅・ホーム 曲名 備考
各駅下り側のりば 銀河鉄道999[動] Aメロ
博多13・14番のりば 銀河鉄道999[動] Bメロ
各駅上り側のりば 銀河鉄道999[動] サビ

使用駅一覧
駅名 上り 新大阪方面側 下り 博多方面側 備考 使用開始日
新神戸 2番のりば サビ 1番のりば Aメロ 2023年7月1日〜9月30日は
別のメロディーを使用
2016年3月9日〜
姫路 11番のりば 12・13番のりば   2020年3月3日〜
相生 12番のりば 11番のりば  
岡山 23・24番のりば 21・22番のりば   2016年3月9日〜 
福山 2番のりば 1番のりば   2021年1月21日〜
広島 13・14番のりば 11・12番のりば   2016年3月9日〜
新山口 12番のりば 11番のりば   2020年3月頃〜
小倉 13・14番のりば 11・12番のりば 変更直後は上下逆だった 2016年3月9日〜
博多 11・12番のりば サビ 九州新幹線鹿児島中央方面・
博多南線を含む
2016年3月10日〜
13・14番のりば Bメロ
15・16番のりば Aメロ

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