千の風になって
(JR函館本線大沼公園駅 発着 特定列車)
大沼国定公園に近い、北海道七飯町のJR大沼公園駅では、2015年10月10日から「千の風になって」を特急列車の発着メロディーとして流し始めた。
この曲は2006年にテノール歌手・秋川雅史(1967-)が歌って大ヒット。訳詞・作曲した作家・新井満(1946-)は大沼にある別荘に滞在中、豊かな自然が広がるこの地で曲をつくったという。町では「千の風になって誕生の地」として、大沼の魅力のアピールに取り組む。また2016年3月には北海道新幹線が開業。終点の新函館北斗駅から3駅というアクセスの良さから、観光客の増加も期待されている。
メロディーは10通りの異なる曲調にアレンジしたメドレー形式となっている。当初の報道では新井氏自ら制作したものとされていたが、実際には同氏の音楽をプロデュースする音楽ユニット「コペルニクス」が手掛け、メンバーやヴィオラ奏者・田中景子氏などの演奏を収録したものである。特急列車発着時の約10分間ホームで流れる。
2016年末ごろに使用を終了した。なお本使用前の9月頃にはすでに試験的に曲を放送していた模様で、その際には、秋川の出身地である愛媛県のJR伊予西条駅の接近メロディーとして3月から流れているものが使われていた。
|