ご当地駅メロディー資料館
JR青梅駅

青梅の街中 赤塚不二夫会館と昭和レトロ商品博物館
(左)レトロな雰囲気の青梅の街中。往年の映画の看板が並ぶ
(右)青梅赤塚不二夫会館と昭和レトロ商品博物館

レトロステーション青梅駅
(JR青梅線青梅駅 発車 期間限定)

 東京都青梅市にあるJR青梅駅では、2005年3月29日から2020年3月31日まで、テレビアニメ「ひみつのアッコちゃん」の主題歌が発車メロディーに使われていた。

 これは当時、JR東日本が企画していた「レトロステーション青梅駅」の一環。駅近くの住江町商店街が地域の活性化を目指して「昭和レトロ」をテーマにした街づくりに取り組んでいたことから、駅構内に昭和の名作映画の看板やレトロ風そば屋を設置するなど、さまざまな施策を行っていた。一方、「ひみつのアッコちゃん」の原作者である漫画家・赤塚不二夫(1935-2008)は大の映画好きで、漫画家になる前は映画看板を制作する仕事に携わっていたという。そんな縁から2003年、商店街に赤塚の資料館「青梅赤塚不二夫会館」ができたことにちなんで、この曲が採用された。翌年の2006年5月9日からは2番線で新バージョンを採用した。メロディーの制作はスイッチ。

 しかし2018年、「昭和レトロの街」の象徴だった商店街の映画看板を撤去。風雨にさらされ損傷が激しいことや、看板を手掛けてきた地元在住の「最後の映画看板師」こと久保板観氏が亡くなり、掛け替えができなくなったことが要因。更に2020年には青梅赤塚不二夫会館が老朽化のため閉館したのに伴い、発車メロディーの使用も取りやめた。昭和レトロの街づくりは区切りを迎え、商店街は新たな活性化策に舵を切る予定だという。

ホーム 曲名 備考
1番線(主に上り) ひみつのアッコちゃん verI [動] 現在不使用
2番線(主に下り) ひみつのアッコちゃん verC[動] 現在不使用

使用状況の変遷
使用期間\ホーム 1番線
(主に上り)
2番線
(主に下り)
2005年3月29日〜 verI
2006年5月9日〜 verI verC
2010年3月頃〜 verC verI
2016年10月7日〜
2020年3月31日
verI verC

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