ご当地駅メロディー資料館
ゆいレール那覇空港駅など

ゆいレール 首里城
(左)ゆいレール (右)沖縄のシンボルである、旧琉球王国の中心「首里城」

沖縄民謡
(ゆいレール那覇空港駅など 発車)

 沖縄県を走る唯一の鉄道路線「ゆいレール」(沖縄都市モノレール)では、2003年8月12日の開業以来、始発駅の発車メロディーと、各駅到着前に車内で流れるチャイムに沖縄民謡などを使用している。独特の音階で沖縄ムードを放ち、モノレールの雰囲気づくりに一役買っている。

 那覇空港駅の「谷茶前(たんちゃめー)」は、恩納村の海岸での漁の様子を歌った、沖縄本島を代表する民謡のひとつ。首里駅の「赤田首里殿内(あかたすんどんち)」は、琉球王朝時代からの地元の祭礼「弥勒迎け(みるくうんけー)」で唄われていたわらべ歌。2019年10月1日に延伸開業し、新たな始発駅となったてだこ浦西駅では「ヒヤミカチ節」を採用。戦後、沖縄の人々を元気づけようと作られた曲で、街の発展と飛躍への願いを込めて選曲したという。

 延伸に先立ち同年4月13日から順次、各種放送前に沖縄音階のチャイムや、途中駅にも発車メロディーが加わるとともに、従来流れていた始発駅の発車メロディーはゆったりしたアレンジに変更された。延伸後の首里駅では、始発列車のみ「赤田首里殿内」が流れている。牧志駅でもエイサーで使われる恋歌「いちゅび小(ぐわぁー)」が用意されているが、流れるのは臨時で運行される始発列車のみである。

 メロディーの制作・演奏は那覇市の音楽教室「名城サウンドアカデミー」代表の名城さえの氏。沖縄の美しい空と、さんさんと輝く太陽をイメージして演奏しているという。

使用期間 使用駅 ホーム 曲名 備考
2003年8月12日〜
2019年4月13日頃
那覇空港 すべて 谷茶前[動] 現在不使用
首里 赤田首里殿内[動] 現在不使用
2019年4月13日
〜順次
那覇空港 すべて 谷茶前[動]  
牧志 いちゅび小[動] 始発列車のみ(臨時運行)
首里 赤田首里殿内[動] 始発列車のみ(平日朝と臨時)
てだこ浦西 ヒヤミカチ節[動] 2019年10月1日開業

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