なまはげと秋田船方節
(JR男鹿線男鹿駅 到着・発車)
秋田県男鹿市のJR男鹿駅では2022年2月11日から、列車発着の際に地元の伝統「なまはげ」の声による放送と、ゆかりの民謡「秋田船方節」を流している。
「なまはげ」は男鹿市周辺に伝わる来訪神。大みそかの夜、「なまはげ」に扮する村人が家々に上がって暴れまわり、家族の悪事を戒めるとともに厄災を祓う。現在は秋田を代表する伝統文化のひとつとして知られている。列車の到着・発車の際、郷土芸能「なまはげ太鼓」とともに迫力ある声で乗客を送り迎えする。
「秋田船方節」は男鹿が発祥の民謡で、現在の島根県で歌われていた「出雲節」が北前船に乗って伝わったものとされる。船乗りの心意気を歌う内容で、毎年、市内では「秋田船方節全国大会」が開かれている。
男鹿の文化を広める目的で、JR東日本と同市が「なまはげ紫灯(せど)まつり」の開催にあわせて導入した。窓口営業時間中、状況に応じて放送される。期間は当分の間を予定。
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