能勢妙見山の守護神・北極星のイメージ
(能勢電鉄妙見口駅 発車)
能勢電鉄では発車合図に地域性を出そうと、同社の開業記念日にあわせ2017年4月13日から妙見口駅(大阪府豊能町)の発車ベルにメロディーを採用した。
同駅は北極星を信仰する日蓮宗の霊場「能勢妙見山」や、自然豊かな里山が広がる「妙見の森」への玄関口。そこで「能勢妙見山の守護神である北極星」をイメージし、「不安定と緊張」から「安定と解放」をもたらすポリリズムと日本の伝統的な音階を用いたメロディーとした。ポリリズムとは異なる拍子が同時に進行する音楽のことで、独特のリズム感が生み出される。
メロディーを制作したのは同駅近くにある吉川八幡神社の宮司・芳村一也氏。芳村氏は宮司を務める傍ら「久次米一弥」の名で音楽活動も行ない、神職と神社奉職者による音楽ユニット「天地雅楽」を率いる。2017年11月には発車メロディーを基にした能勢電鉄のイメージソング「Polaris〜北極星に向かって〜」を発表している。
2017年6月頃に1号線と2号線でメロディーが入れ替わった。なお2号線から発車するのは平日朝の数本のみ(2017年現在)である。
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