かもめの水兵さん
(JR山陽本線・呉線三原駅 入線)
広島県三原市は童謡作詞家・武内俊子(1905-1945)の出身地であることから、なかでも有名な彼女の代表作品「かもめの水兵さん」が2004年5月18日からJR三原駅の入線メロディーに使用されている。
この曲は1937年につくられた。彼女が神奈川県の横浜港大さん橋を訪れた際に、カモメが飛ぶ姿を見て歌詞を思いついたという。子供が覚えやすいよう簡単な旋律と歌詞でつくられ、英語やドイツ語、韓国語などに訳されて世界中で歌われている。
当初は、市内で毎年5月と8月に行われる「さつき祭り」「やっさ祭り」開催日の前後10日程度のみであったが、現在は通年で使用されている。「さつき祭り」の会場となる宮浦公園には同曲の歌碑があるほか、祭りでも彼女にちなんだ童謡イベントが行われている。
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