ご当地駅メロディー資料館
京都市営地下鉄東西線各駅


(左)国宝に指定されている醍醐寺の五重塔
(右)詩仙堂の庭園。鹿おどしの音が心地よく響く

京都のイメージ
(京都市営地下鉄東西線各駅 発車)

 1997年10月12日に京都市2番目の地下鉄として開業した東西線。ホームドアや駅ごとのイメージカラーの採用など新しい試みを行った路線だが、発車メロディーもそのひとつ。京都らしく和風なメロディーとなっている。

 メロディーは方向別に2種類、京阪京津線が乗り入れる御陵駅では別に2種類あり、それぞれ独自のコンセプトをもつ。制作したのは、当時レコード会社・テイチク(現・テイチクエンタテインメント)でディレクターを務めていた櫻井隆仁氏。「和」を意識したものにするため京都の街を歩いて構想を練り、詩仙堂の水琴窟の音をサンプリングして使ったという。櫻井氏はこの実績からのちに、新宿駅などで使われているJR東日本の発車メロディーも手掛け、活躍の場を広げることとなった。

使用駅 ホーム 曲名 曲のイメージ
各駅 太秦天神川方面側 醍醐寺の鶯(うぐいす)[動] 醍醐駅近くにある
醍醐寺の梢にとまる鶯をイメージ
六地蔵方面側 古都の朝靄(あさもや)[動] とばりのように京の町並みに降りてくる
朝靄の印象がモチーフ
御陵 2番のりば
(京津線からの太秦天神川方面)
春開き[動] 水琴窟の音をベースに
京都の穏やかな春の雰囲気をイメージ
4番のりば
(京津線びわ湖浜大津方面)
詩仙堂猪脅(ししおど)し[動] 古都の雅やかな情景をイメージ、
ししおどしの音が強烈なインパクトを与える


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