金毘羅船々
(JR土讃線琴平駅 接近)
JR四国と香川県琴平町は、公共交通機関の利用促進と観光振興などを目的に、2017年4月27日からJR琴平駅の接近メロディーに県民謡「金毘羅船々」を採用した。
この曲は「讃岐のこんぴらさん」として信仰を集める同町の金刀比羅宮への参詣を唄ったもの。芸妓とのお座敷遊びの伴奏曲として有名で、その起源は金刀比羅宮を訪れた人々が宴席の場で歌ったものであるとか、讃岐へ向かう船上で歌われた道中歌だったなどと諸説ある。最後に「一度廻れば」と囃子が入って頭に戻ることを繰り返す終わりがない曲である。メロディーの音源は町役場で定時チャイムに使われているものを流用した。
同駅では3月、大型観光キャンペーン「四国デスティネーションキャンペーン」の開催や、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の運行開始にあわせて駅舎を大正時代の姿にリニューアル。「こんぴらさんの玄関口」として乗客へのおもてなしに取り組んでいる。
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