伊勢志摩特急発車メロディー
(近鉄名古屋線近鉄名古屋駅 発車 期間限定・特定列車)
近鉄名古屋駅(愛知県名古屋市)では、伊勢志摩方面の特急列車(観光特急「しまかぜ」を除く)の発車メロディーに同社のCMソングなどが使用されている。
2015年7月10日から2016年12月26日までは、近鉄沿線の三重県松阪市出身で、県の観光大使も務める歌手・西野カナの曲「Call Me
Up」が使用された。2011年に、同社が発売する「伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート まわりゃんせ」のテレビCMに使われた曲。当時は伊勢志摩が2016年の先進首脳国会議(サミット)開催地として選ばれ、観光客増加や経済効果に期待が膨らんでいたことから、夏休みを迎える前にイメージチェンジを図り、楽しい旅の演出をしたいという考えから採用された。
近鉄によると、同駅では1978年から発車音にクラシック曲「ドナウ川のさざなみ」を一貫して使っており、別の曲が採用されたのは初めてだという。当初は1年間の期間限定を予定していたが、およそ5ヶ月延長された。
2016年12月27日から使われているのは、アメリカのヴィクター・ヤング(1899-1956)が作曲した「Around the World」。1956年公開の映画『80日間世界一周』のテーマ曲として知られ、同社のテレビCM「舞台は、伊勢志摩」シリーズにも起用された。旅行を連想させる優雅な曲調で、伊勢志摩への旅の出発を表現している。
メロディーの制作は、これまでも近鉄特急の発車メロディーや車内放送チャイムを手掛けてきた、サウンドデザイナー西谷喜久氏が担当した。
(参考:2015年7月10日読売新聞、同11日中日新聞)
|