松本・上高地にちなんだ曲
(アルピコ交通上高地線波田駅など)〈参考〉
長野県松本市を走るアルピコ交通上高地線では、2022年3月16日までに一部の駅の待合室に発車案内表示機を新設した。列車の発車時刻が近づくと、案内音声とともに地元にちなんだ曲で到着を知らせている。
上り(松本方面)は「信濃の国」。長野県歌で1900年に発表。県民への認知度が高く、日本一有名な県歌と言われている。曲中では山が多い県ながらも、松本が「肥沃(ひよく)の地」のひとつであると歌われている。下り(新島々方面)は「雪山讃歌」。登山家らの愛唱歌で、1958年にボーカルグループ「ダークダックス」が歌いヒットした。観光名所・上高地は北アルプスへの登山口で、雪深い時期にも登山者が訪れる。いずれの曲も、かつてJRの特急「あずさ」で松本駅発着時に車内放送前のチャイムに流れていた縁もある。
発車案内表示機があるのは北新・松本大学前、新村、森口、波田の各駅(新村はチャイム)。2024年2月には下新にも設置された。同時期に運行を開始した新型車両「20100形」でも松本、新島々発着時に同じチャイムが流れている(「信濃の国」はアレンジに差がある)。
使用駅 |
方向 |
曲名 |
備考 |
下新、北新・松本大学前、
森口、波田 |
下り |
信濃の国[動] |
発車時刻1〜2分前に
待合室で放送 |
上り |
雪山讃歌[動] |
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