ご当地駅メロディー資料館
JR稲田堤駅


(左)現在の多摩川河川敷。桜並木はのちの道路拡幅によりほとんどが姿を消した
(右)駅前にある「観光道踏切」。駅と河川敷を結ぶ道で、稲田堤が観光地であったことを今に伝える貴重な痕跡だ

丘を越えて
(JR南武線稲田堤駅 発車)

 JR南武線・稲田堤駅では、2023年8月6日から発車メロディーを歌謡曲「丘を越えて」に変更した。橋上駅舎の供用開始にあわせて、地元神奈川県川崎市の要望により実現した。

 この曲は1931年に藤山一郎(1911-1993)が歌いヒットした。もともとは作曲した古賀政男(1904-1978)が、母校の明治大学マンドリン倶楽部のためにつくった「ピクニック」という合奏曲。倶楽部の後輩とともに、当時、桜の名所だった「稲田堤」(多摩川河川敷)へハイキングに訪れ、その帰りに下宿先で脱いだ帽子に付いていた一枚の桜の花びらからメロディーが浮かんできたという。

 発車メロディーには、全国大会で金賞や最優秀賞の受賞実績がある、県立多摩高校ギターアンサンブル部の演奏を収録したものを使用している。

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1番線(川崎方面) 丘を越えて[動]
2番線(立川方面) 丘を越えて[動]

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