東村山音頭
(西武新宿線など東村山駅 発車)
東京都東村山市の西武鉄道東村山駅では2014年12月1日から、地元の民謡「東村山音頭」を発車メロディーに採用した。
「東村山音頭」は、郷土の民謡をつくりたいという思いから1961年に制作された曲。現在も夏祭りでは盆踊りの曲として市民から親しまれている。1976年には同市出身でコントグループ「ザ・ドリフターズ」の志村けんが、当時の人気番組「8時だョ!全員集合」の中でこの曲の替え歌を歌ったことで全国的に知られるようになり、市長からは感謝状が贈られている。
「知名度があるこの曲を発車メロディーにしてはどうか」という案は以前からあったが、2014年に市制50周年を迎えたことで機運が高まり、この記念事業の一つとして実現した。市は制作費など予算87.7万円を用意した。メロディーの制作は、アニメソングなどを数多く手掛ける同市在住の音楽プロデューサー・UZA氏が担当した。
当初は4〜6番ホーム(新宿線)で、同駅の高架化工事が始まる2016年3月31日までの期間限定で使用していた。その後2020年3月に志村が他界し名誉市民に認定されたことを受け、その功績に対する感謝の気持ちを込めて発車メロディーを復活させることとなり、同年7月14日から1・2番ホーム(国分寺線、一部西武園線)で使われている。
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