ご当地駅メロディー資料館
JR越前大野駅

寺町通り 日本の名水百選・御清水
(左)寺町通りには複数の宗派の寺院が並び、古い町並みを残す
(右)大野は名水のまちとしても知られ、至るところに湧き水がある。写真は日本の名水百選の「御清水」

結の故郷越前おおの
(JR九頭竜線越前大野駅 発着)

 福井県大野市のJR越前大野駅では、2014年3月21日ごろから2019年3月24日まで唱歌「故郷(ふるさと)」を発着メロディーに使用した。同市は、「北陸の小京都」の異名を持ち風情ある街並みが残る。ただ他の観光地と比べれば知名度は低く、市では観光誘客が課題となっている。そこで市は、生活や地域での人とのつながりを大切にする街として「結の故郷(ゆいのくに)越前おおの」をキャッチコピーに掲げ、2014年には市制60周年を迎えたのを記念して一年間を通したイベント「結の故郷発祥祭」を開催した。発着メロディーはこのイベントの一環として採用されたものであり、駅に降り立った観光客を「故郷」の曲で迎えることで、曲中で歌われているようなを温かみのある町をアピールする狙いがあった。

 2019年3月25日からは新たに市のオリジナル曲「大野へかえろう」が採用された。市が進める同名のプロジェクトのテーマ曲として2016年に制作されたもの。市では高校卒業後に地元を離れる若者が多く、人口減少が大きな課題となっている。曲には「自分たちの故郷はすばらしい」「いつか地元に帰ってきてほしい」という、地元を巣立つ若者へ向けた、大人たちからのメッセージが込められている。音源は発着メロディーとして使用するために収録したオリジナル版で、市立上庄中学校吹奏楽部の生徒たちがハンドベルで演奏している。7時28分〜21時21分着(2019年3月現在の時刻)の間の列車で流れる。

(参考:2019年3月27日福井新聞)

ホーム 曲名 備考 使用期間
すべて ふるさと[動] 現在不使用 2014年3月21日頃
〜2019年3月24日
大野へかえろう ハンドベルver.[動] 7時28分〜21時21分着
の列車で流れる
2019年3月25日〜

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