バスやフェリーで抜け道・近道

高知東部交通安芸甲浦線(安芸・奈半利〜甲浦)
情報更新日…2018年3月12日
●基本情報
運行会社 高知東部交通
路線名 安芸甲浦線
運行区間 安芸営業所〜甲浦岸壁
所要時間 約1時間50分(※)
運行本数・間隔 6.5往復/日(安芸方面1本は休日運休)(※)
運賃・料金(大人片道) 2,340円(※)
主な割引きっぷやサービス ・「徳島・室戸・高知きっぷ」…徳島〜高知の片道、2日間有効で4,980円(JR・土佐くろしお鉄道で発売)
・「四国みぎした55フリーきっぷ」…徳島〜高知が3日間乗降自由で5,500円(期間限定、JR等鉄道会社で発売)
主な車内サービス なし
予約の要否 不要
全国交通系ICカードの利用可否 不可
その他 ※所要時間と運行本数、運賃は奈半利駅〜甲浦駅のもの
上記のほか、安芸営業所〜室戸世界ジオパークセンターに区間便あり
公式サイト http://www.tobukoutsu.net/
●5段階評価
項目 5段階評価 コメント
所要時間 ★★★★☆ 終着駅同士をショートカット
運行本数 ★☆☆☆☆ 安芸〜室戸岬の区間便を活用すれば効率良い
運賃・料金 ★★★☆☆ 鉄道との乗り継ぎなら割引きっぷがお得
車内設備 ★★☆☆☆ 一般車両。トイレなし、乗り通しにはつらい
他の交通機関との接続 ★★★★☆ バスから鉄道への接続は考慮
●運行ルート(概略)
●鉄道駅と接続する主な発着場所とアクセス
主な発着場所 アクセス
安芸駅 土佐くろしお鉄道安芸駅前
田野役場通 土佐くろしお鉄道田野駅前
奈半利駅 土佐くろしお鉄道奈半利駅前
甲浦駅 阿佐海岸鉄道甲浦駅前
●乗車の記録
○2015年3月11日(水) 安芸営業所行き(甲浦駅9:59→岬ホテル前10:48)・同(室戸岬11:51→平尾第一※12:14)・同(平尾第一※14:17→奈半利駅14:47)
 高知県の東部、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の終点・奈半利駅と、阿佐海岸鉄道の終点・甲浦駅との間を連絡する路線バス。元々は後免〜牟岐を結ぶ国鉄阿佐線として鉄道の建設が計画された区間であり、一部が第三セクターなどによって開業したものの、残ったこの奈半利〜甲浦の鉄路の接続は叶わなかった。途中には室戸岬も経由し、鉄道とバスを乗り継げば高知から徳島へ抜けることもできるため、終着駅同士を結ぶ路線バスとしてはよく知られた存在である。今回はJR四国と土佐くろしお鉄道が発売している「徳島・室戸・高知きっぷ」(4,980円)を利用し、徳島から高知まで鉄道とバスを乗り継いだ。このきっぷは同区間の片道が利用できるもので、途中下車も可能だが、乗り通すだけでも元が取れるのでとてもお得。

 前日に徳島入りし、JR牟岐線と阿佐海岸鉄道を乗り継ぎ甲浦駅に到着。駅は街外れにあり周りには何もない。駅待合室では地元婦人会による売店が営業している。降車客のほとんどがバスを待っており、その間に売店の女性が地元名物のポンカンをご馳走してくれた。

 約30分の待ち時間を経て、安芸方面のバスに乗り込む。すぐに太平洋が見えてきて、海岸線を走る国道を南下する。東洋町の中心部を過ぎると人家もまばらなところが多いのだが、その割にはバス停が非常に多い。数百メートル間隔のところもあり似たような名前も多く、同じ集落なら「○○第一」「○○第二」と名乗るところもある。しかし乗車客の多くは通過利用を目的とした観光客で、車内放送だけが次々と流れていく。運転手も2回ほど放送を忘れ運賃表がずれていた。
 
 甲浦駅から約50分で室戸岬バス停に到着する。周りには展望台や遊歩道があり散策にはおすすめ。室戸世界ジオパークセンターから先は区間便とあわせて1時間1本程度の運行があるので、途中下車して観光もしやすい。室戸岬は台風の通過地点としてよく知られているが、この日も風が非常に強かった。ちなみに灯台へはひとつ前の岬ホテル前バス停で降り登山道を歩くが、灯台の周りは特に整備されていないので面白味は無い。

 室戸岬を過ぎると安芸方面へ向かって北上。ほどなくして室戸市街を通る。市街地を過ぎた先にある平尾第一(※)バス停の目の前にあるのは「道の駅キラメッセ室戸」。室戸はかつて捕鯨で栄えたところであり、クジラ料理が食べられるレストランやクジラ文化を紹介する資料館が併設されている。

 室戸岬から約1時間で奈半利駅に到着。今回はここで乗り換えて高知へ向かったが、バスは先の安芸まで向かうので、安芸駅で鉄道への乗り換えも可能。甲浦駅から奈半利駅まで乗り通すと約1時間50分であるが、車両は一般的な路線バスタイプなので長時間の乗車には向かない。徳島から高知まで休みなく行っても5〜6時間はかかるので、室戸岬で途中下車し観光しながら乗車した方が、気分も変わって内容の濃い旅になるものと考える。
 
※平尾第一…現在は「キラメッセ室戸」に変更
●補足
 本文でも記したが、バス停が多く似たような名前もあるので降車時には注意。特に「奈半利駅」と「奈半利」は間違えやすいので鉄道との乗り換えの際は気を付けたい(前者が駅前、後者は市街地中心部)
●参考写真

安芸甲浦線のバス
 
安芸甲浦線のバス(旧型車)
 
海沿いを走るため車窓は抜群
 
室戸岬灯台

室戸岬
 
道の駅「キラメッセ室戸」前にある平尾第一(現・キラメッセ室戸)バス停
 
道の駅併設のクジラ文化の資料館「鯨館」
 
土佐くろしお鉄道と接続する奈半利駅

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