小湊バス茂原大多喜線(茂原〜大多喜)
情報更新日…2018年4月13日 |
●基本情報
運行事業者 |
小湊鐵道 |
路線名 |
茂原大多喜線(茂41系統) |
運行区間 |
茂原駅〜大多喜車庫 |
所要時間 |
40分 |
運行本数・間隔 |
平日…10往復/日
土・休日…8往復/日 |
運賃・料金
(大人片道) |
520円 |
主な割引きっぷやサービス |
なし |
主な車内サービス |
なし |
予約の要否 |
不要 |
全国交通系ICカードの利用可否 |
不可 |
その他 |
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公式サイト |
小湊鐵道バス |
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●5段階評価
項目 |
5段階評価 |
コメント |
所要時間 |
遅★★★★★速 |
鉄道より近道、地元ではメインルート |
運行本数 |
少★★☆☆☆多 |
土・休日は少ない、運行間隔にもばらつきあり |
運賃・料金 |
高★★★★★安 |
運賃上限520円となっているため通し利用がお得 |
車内設備 |
悪★★★☆☆良 |
一般的な路線バス |
他の交通機関との接続 |
悪★★★☆☆良 |
大多喜での乗り継ぎは考えない方がいい |
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●運行ルート(概略)
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●鉄道駅と接続する主な発着場所とアクセス
主な発着場所 |
アクセス |
茂原駅(茂原駅南口) |
JR茂原駅前 |
夷隅支庁前 |
いすみ鉄道大多喜駅から徒歩3分 |
久保 |
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●乗車の記録
○2018年2月16日(金) 茂原駅行き(大多喜車庫11:00→茂原駅11:40)
廃線の危機から脱し、今では全国区となったローカル線・いすみ鉄道に乗って大多喜を訪れる観光客も多くなった。千葉県の内陸部に位置し、本多忠勝が城を建てたことでも知られる大多喜は城下町として栄え、今でも当時をしのばせる街並みが残っている。
この路線は大多喜と、約20キロ北にある茂原との間を結ぶ。茂原は県東部の外房地域の中心地でもあるためこの間の人の流れは多いが、鉄道の場合、いすみ鉄道で一度東に進み大原に出てからJR外房線で北上するため遠回りとなるので、地元ではもっぱら車かバスでの移動が主流である。いすみ鉄道は元は国鉄の木原線で、県西部の木更津と大原を結ぶ計画であったが、現在の人の流動を考えれば茂原発着にした方が合理的だっただろう。
このバスは市街地の南にある大多喜車庫が始発。大多喜駅前は経由しないことから、同駅からは「久保」もしくは「夷隅支庁前」へ徒歩移動が近い。大多喜の市街地を出ると茂原までは県道を道なりに進むだけである。車庫では私1人だけであったが、市街地から4人が乗ってきて、いずれも終点まで乗車した。人の流れが茂原やその先の千葉方面に向いているのは間違いない。
乗車から約20分、まだ半分を残し「地引中」で運賃が茂原駅までと同じ520円になってしまった。この路線では520円が運賃上限となっているため、路線バスの長距離利用でありがちな割高感が無く、この点でも鉄道より条件が有利である。
終点の茂原駅には定刻に到着。駅周辺は商業地として栄えており、飲食店やホテルも多い。駅に着くとちょうど7分後に外房線の東京行き快速電車が発車するところだった。同じ外房線でも大原駅では1〜2時間に1本の特急と普通列車しかないが、茂原駅なら加えて総武線や京葉線に直通する快速電車なども走っているので便はいい。いすみ鉄道に乗るためだけに来た人なら、行き帰りで同じ路線を通ったところで苦にもならないだろう。しかし大原での接続が必ずしも良いとは言えないことを考えれば、例えば「大原からいすみ鉄道に乗車し大多喜で観光、帰りは街中からバスに乗って茂原へ帰る」というプランもいかがだろうか。
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●補足
なし
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●参考写真

小湊バスの車両 |

大多喜車庫 |

城下町とし栄えた大多喜の街並み |

茂原駅前 |
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