ご当地駅メロディー資料館-過去のご当地駅メロディー
JR富山駅

富山駅
かつての富山駅前。現在は北陸新幹線が開業し、その姿を大きく変えている
こきりこ節
(JR北陸本線
(現・あいの風とやま鉄道)他富山駅 入線・発車)

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「富山駅 富山駅列車発車時のメロディ」の音声

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現在不使用
ピアノ
こきりこ節 現在不使用
マリンバ、初期に使用

 富山県のJR富山駅では、1989年10月14日から列車の入線・発車時に鳴らしていたベルをメロディーに変更した。JR西日本で駅メロディーを採用したのは当駅が初めて。
 それ以前に使用したベルは「けたたましい」「うるさい」といった苦情が多く、この年の3月にはJR東日本が新宿・渋谷両駅で発車メロディーを採用し全国的に話題となっていたことから、富山駅では郷土色を出そうとJR西日本金沢支社が検討を進めた。

 採用された曲は「こきりこ節」。同県五箇山地方に伝わる民謡で、「こきりこ(筑子)」はこの曲に使われる民俗楽器。645年の大化の改新ごろから歌い継がれていると言われ、全国的にもかなりの歴史を持つ。検討段階では県の名産品にちなんで童謡「チューリップ」や、おわら風の盆で知られる県民謡「おわら節」も候補にあった。楽器の音色も複数のものから選び、当初はピアノバージョンとマリンババージョンの2つを月ごとに変えて利用者の反応をうかがっていた。メロディーの演奏は、ピアノが石川県金沢市の松下美智子氏、マリンバが同市のマリンバ奏者・服部容子氏。

 JR西日本では同じ時期、金沢や福井といった北陸地方の主要駅でも地域にちなんだオリジナルメロディーを採用。メロディーで「北陸らしさ」を出すことを狙っていた。「旅情を誘う」という好意的な意見もあった一方、その曲調から「暗い」「物悲しい」などとも言われる始末で、一貫して評判がよかったとは言い難い。2000年1月22日に、北陸本線への列車集中制御装置(CTC)導入による放送設備改修のため使用を終了した。同社はこの駅オリジナルの曲として残すことも検討したが、費用がかかるため断念したという。
(参考:1989年10月12日富山新聞、1997年11月2日朝日新聞富山版、2000年2月6日同版)

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