ご当地駅メロディー資料館
JR友部駅など

「九ちゃんの家」入口 「九ちゃんの家」正面
坂本九が疎開中住んでいた家が市内に今も残る。幼少期のここでの思い出が、のちの名曲につながったという。
「九ちゃんの家」はJR笠間駅から徒歩30分

坂本九メロディー
(JR常磐線友部駅など 発車)

 数々の名曲を送り出しながらも、1985年の日航ジャンボ墜落事故に巻き込まれ亡くなった昭和を代表する歌手・坂本九(1941-1985)。彼が戦時中、茨城県笠間市に疎開していたことにちなみ、市内のJR友部駅では新駅舎完成にあわせて2007年3月4日から発車メロディーに代表曲が使用されている。

 「上を向いて歩こう」は1961年発表で、彼の代名詞とも言える曲。当時の人でなくとも広く知られており、海外でもヒットした。「明日があるさ」は1963年発表。2000年には日本コカ・コーラの缶コーヒー「GEORGIA」のCMソングに、ウルフルズのカバー版が起用されリバイバルヒットした。「幸せなら手をたたこう」はスペイン民謡が原曲で、木村利人による作詞のものを坂本九が歌った。今では童謡としても親しまれている。
 
 2012年7月24日からは、同じ市内の岩間駅で新駅舎が完成したのにあわせ、1番線は「幸せなら手をたたこう」のアレンジ違い、2番線は「レットキス(ジェンカ)」が採用された。「レットキス」は、名前は聞いたことはなくてもフォークダンスの一つ「ジェンカ」のメロディーとして知られている。原曲はフィンランド民謡で、1966年にこの曲をカバーした。更に2014年4月29日からは、水戸線笠間駅でも同じメロディーが使われている。

 2021年3月から水戸線は全列車がワンマン運転となったため、笠間駅のメロディーはワンマン列車でのみ、車両スピーカーから放送される仕組みに改められた。

路線 使用駅 ホーム・曲名 使用期間
上り 上野・小山方面  下り 水戸方面
常磐線 岩間 2番線 レットキス(ジェンカ)[動] 1番線 幸せなら手をたたこう[動] 2012年7月24日〜
友部 1番線 上を向いて歩こう[動] 2番線 明日があるさ[動] 2007年3月4日〜
水戸線 3〜5番線 幸せなら手をたたこう[動]
笠間 2・3番線 レットキス(ジェンカ)[動] 1番線 幸せなら手をたたこう[動] 2014年4月29日〜
※2021年3月以降、水戸線(常磐線直通含む)のワンマン列車では車両スピーカーから放送。笠間のメロディー放送はワンマン列車のみ

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