ご当地駅メロディー資料館
JR新居浜駅

あかがねミュージアムに展示されている太鼓台
駅隣接の「あかがねミュージアム」では、太鼓祭りの紹介と太鼓台の実物展示をしている

ちょおうさじゃ
(JR予讃線新居浜駅 接近)

 JR新居浜駅(愛媛県新居浜市)では、2018年4月27日から新民謡「ちょおうさじゃ」を接近メロディーに採用した。

 この曲は市制70周年を記念して1973年に制作されたもので、毎年10月に開かれる「新居浜太鼓祭り」の情景を唄っている。曲名にある「ちょおうさじゃ(ちょうさじゃ、ちょーさじゃとも)」の掛け声とともに、「太鼓台」と呼ばれる巨大な神輿が街を練り歩く豪華絢爛、勇壮華麗な祭りである。祭りは徳島の阿波踊り、高知のよさこい祭りと共に「四国三大祭り」の一つとして数えられている。曲を唄っているのは演歌歌手・都はるみ。当時、彼女は全国の自治体からの依頼を受けてご当地ソングを数多く唄っていた。それゆえご当地駅メロとの関連も深く、彼女が歌った曲が駅メロに採用されるのはJR出雲市駅(島根県)の「おろち太鼓」、JR防府駅(山口県)の「防府音頭」に続いて3曲目である。

 これまで同駅には自動音声による放送設備はなかったが、市などが進める駅のバリアフリー化事業の一環として整備されることとなり、同時に観光振興を目的に、音源制作費40.2万円の予算を組んでこの曲を採用した。バリアフリー化自体は2017年9月に完成していたが、選曲に時間がかかったため半年ほど遅れての使用開始となった。市によると、同曲は早くから候補に挙がっていたが、「毎日祭りでは困るぞということで議論になった」という。

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