ご当地駅メロディー資料館
JR蓮田駅

蓮田駅
蓮田駅

「雅楽谷の森フェスティバル」テーマソング
(JR宇都宮線蓮田駅 発車)

 埼玉県蓮田市のJR蓮田駅では2018年から、毎年11月に市内で開かれる町おこしイベント「雅楽谷(うたや)の森フェスティバル」のテーマソング「雅楽谷の森〜蓮田のタカラ〜」が発車メロディーに使われている。開催10周年を迎えるにあたり、イベントの周知と地域の活性化を目的に市が採用を決めた。当初は開催約1か月前から当日までの期間限定で使われていたが、2023年10月3日から通年使用となった。(2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催中止のため使用なし)

 市内には縄文時代の遺跡「雅楽谷遺跡」や「黒浜貝塚」、そして豊かな自然環境が残る「黒浜沼」があり、それらを総称して「雅楽谷の森」と呼んでいる。本曲はこの地元の宝を大切に守っていこうという思いを込めて作られ、ファミリー向け音楽グループ「にゃんたぶう」が歌っている。メンバーの'たくまん'こと和田琢磨は同市出身であり、2012年にはグループが「はすだ広報大使」に任命されている。

 「にゃんたぶう」の曲を発車メロディーにする案は2015年からあったものの、知名度の低さを理由に一度はJR東日本に断られていた。だがその後、期間限定を条件に採用が認められ、地元を歌ったこの曲が選ばれた。馴染みのない曲ではあるが、あえて利用客に「この曲はなんだ?」という疑問を持たせることで、結果的にイベントの知名度向上に効果が出たという。

 メロディーの制作は株式会社スイッチで、アレンジは作曲家・福嶋尚哉氏。市の予算には変更にかかわる業務委託費として53万円が計上された。

ホーム 曲名 備考
1番線(下り) 雅楽谷の森〜蓮田のタカラ〜 verA[動] 2018〜22年は毎年開催約1か月前から当日まで
(2020年は使用なし)
2番線(上下) 雅楽谷の森〜蓮田のタカラ〜 verB[動]
3番線(上り)

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